2018年11月10日土曜日

ローマ字入力とかな入力、背泳ぎとバタフライについて

今年も開催されることになった Realforce Typing Championship(以降RTCと略します)。
去年は本格的な実況・解説も入って非常に盛り上がりました。
今年も、本戦参加者だけでなく、タイピングファンの多くが開催を楽しみにしていることと思います。

さて、今年のRTC(RTC2018)のルールは、以下のようになりました。

・対戦中に、セット毎に入力方式(「ローマ字入力」と「カナ入力」)を選択できる
・ワード選択の後に、入力方式を選択できる(つまり、有利だと思う入力方式を選べる

(まあ、「なりました」とか言って、僕が自分のために問い合わせてこうなったんですけど……)


さて、このルールについては、賛否両論あると思います。
むしろ、「否」の方が多いかもしれません(そう思ったので、この記事を書いています。)

何故「否」の方が多いと思うか?

だって、ワードを見てから選べるなんて、ローマ字入力とカナ入力どっちもできる人が一方的に有利じゃん
せめて、「対戦前に入力方式を選んで、対戦中はずっとそのまま」なら、まだわかるけど……。

このことについて、僕の考えを書こうと思います。

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まず、このルールで誰が得するのか(誰が有利になるのか)をハッキリさせたいと思います。
それは僕です。っていうか多分僕だけです。(ローマ字入力とかな入力をトップレベルで両立できるのが、本戦参加者では僕だけ(だと思う)だからです)

じゃあこのルールだめじゃん! とも思えるところですが、ちょっと冷静に考えてみます。


ある競技にとって、「良いルール」とはなんでしょうか?

それは、まず「公平であること」だと思います(そりゃそうだよね。)

次に、「楽しいこと」だと思います。
競技(何かを競うこと)というのは、それそのものが楽しいものですが、ルール次第でその楽しさが増えたり減ったりすることはあります。

さて、ここで、最初の疑問です。

「今回のルールは、公平なのか?」

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結論としては、公平じゃないと思います。
それはさっき書いた通り、明らかに僕(両刀使いのタイパー)が有利だからです。

じゃあ、解決策(公平なルール)はあるのか?


☆解決策1 … 「そもそも予選で参加した入力方式しか選べない」

これはかなり公平な気がします。
だって予選はそれで参加したんだから、それで頑張りなよって話です。

でも、おかしいじゃないですか。
「予選はかな入力で参加したが、本戦のワードが発表されてみたら、かな入力に不利なワードだった!!」という場合、それは「かな入力で予選参加した人にとって、不公平だ!」となりかねません。

ワード次第で打ちやすさが決まってしまうんだったら、運営側のさじ加減で有利不利が決まってしまうということにもなります。


☆解決策2 … 「本戦参加時に入力方式を選び、その後は一度も変更できない」

これはかなり公平なんじゃないでしょうか?
「ワードがかな入力に不利だった!」となれば、ローマ字入力に変えればいいですし、
かと言って、ワード毎では選べないので、どっちかしかできない人もそれほど不利ではありません。

ただし、問題は残っています。
「ワードが分かってから入力方式が選べるなら、やっぱり若干両刀使いが有利じゃないか!」となることです。
「セット毎に入力方式を選べる」に比べればマシとはいえ、やっぱり両刀使いが有利になっています。


☆解決策3 … 「各対戦毎に入力方式を選ぶ(セット毎には選べない)」

これは、解決策2と大して変わらないので無視します。
「この人相手なら正確性を重視してローマ字を選ぶ」とか、「この人は○○のワードを選びそうだからそれが早く打てるかな入力を選ぶ」とか、そのぐらいの悪あがきしかできないからです。

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さて、どうやら「ローマ字入力者にもカナ入力者にも、両刀使い者にも公平なルールはありえない」という気がしてきました。
解決策2が公平さという点では多少マシな気もしますが、結局若干の不公平さは残ります。

そこで、画期的な解決方法があります。
それは……、ジャジャン! ローマ字入力者とカナ入力者が、同じトーナメントで戦うのをやめることです。

だって、どうせローマ字入力とカナ入力は別物なんだもん。
そもそも両者が戦うのがおかしくないですか?

背泳ぎの選手とバタフライの選手が競争してどうすんの?
背泳ぎ同士、バタフライ同士で戦えばいいじゃん、って話ですよ。
そもそも別の競技なんだから、「背泳ぎのサリー選手とバタフライのナターシャ選手はどっちが速いのか!?」なんて意味あるの? ってことですよ。

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……というような思いが、確かに僕にはあります。

ローマ字入力とカナ入力はやはり別物だと思いますし、別物が同じ土俵で競う以上、「厳密な公平さ」なんて絶対に望めないと思っています
そして、最初の方で言った通り、「良いルール」には「公平さ」が欠かせないと思うから、タイピングが競技として洗練されていく過程で、やっぱりローマ字入力とカナ入力は切り離されるのが理想だと思います。

でも、「タイピングは競技人口が少ないのに、ローマ字入力とカナ入力を分けちゃったら、(特にカナ入力の)参加者が少なくなりすぎない??」という切実な問題があります。
また、「ローマ字入力のチャンピオンとカナ入力のチャンピオンはどっちが速いのか?」というのも、公平さはおいておいて、そういう異種格闘技戦的な楽しさも捨てがたいです。

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……さて、最初の方で僕が言った「良いルール」には、「公平さ」の他にもう1つの観点がありました。
それは、「楽しいこと」です。

そっちの観点で考えると、どうでしょうか?

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確かに背泳ぎとバタフライが競い合うことは無いですが、それは水泳で使うプールはいつも同じだからだと思います。
同じプールを別の泳法で泳いだら、どっちかが有利になるに決まってます。

でも、プールの中に、色んなコースがあったらどうでしょうか?
例えば、「ここからここまでは背泳ぎが有利で、ここからここまではバタフライのが有利」とか。
それで、背泳ぎとバタフライ、他にも平泳ぎとかクロールとか犬かきとか、その時その時で使い分けて泳いでいく。

結構面白そうだと思いません?

選手ごとに得意な泳法と苦手な泳法があって、「平泳ぎ世界チャンピオンの○○選手、中盤に差し掛かって一気に加速! トップに躍り出たー!!」みたいな抜きつ抜かれつがありそうだし。

で、基本的には泳法を使い分けるのが有利なんだけど、中には「全部クロールで無理やり駆け抜ける選手」とか、「めんどくさいコースを何故か全部犬かきで解決しちゃう選手」がいたりとか。

競技としての公平性はどうか分かりませんけど、楽しいと思いません?

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何の話してるのか分からなくなってきました。

いきなり簡潔にまとめます。


1. ローマ字入力とカナ入力が混在する以上、厳密な公平さはあり得ない

2. かと言って、大して競技人口もないのにローマ字入力とカナ入力を分けちゃうのが得策かは分かりません

3. どうせ厳密な公平さは望めないなら、色んなルールの大会をやってみて、みんなが一番楽しめるルールを探しましょう!(だから、今回の大会がつまらなかったら、みんなでポジティブな意見を出しましょう)

4. 最終的には、タイピングが大人気になって、やる人が増えて、ローマ字入力とカナ入力が別々に戦っても十分競技人口があるようになるといいと僕は思います


以上!! 終わりです!!

みんなでRTCを楽しみましょう。

2017年3月24日金曜日

タイプウェル4種 リプレイファイルの公開

速い人のリプレイファイルを見てイメージトレーニングをすると、
自分の殻(勝手に作ってしまった「自分の速度はこれくらい」という先入観)を破る効果があります。

リプレイファイルを公開しますので、興味がある人は活用してみてください。

ダウンロードはここから


ちなみに、

・リプレイファイルの見方が分からない!
・自分もリプレイファイルを公開したい!
・他の人のリプレイファイルも見てみたい!

という人は、ちょっと古いですが、以下のサイトに行きましょう

タイプウェルリプレイ|GROW LAND

2017年3月12日日曜日

e-typing腕試し 自己ベ更新

e-typing腕試しの自己ベスト(786ptだったか784ptだったか)を更新し、自己ベストが792ptとなった。
自分なりに、精神的な壁を乗り越えての更新だったので、記録しておく。
twitterで書いてしまうとそれで完結してしまって、ブログを書くのが面倒になってしまうから困る。
しかし今回のことは書いておかないと勿体ない。

2017.03.01(Wed)
仕事が終わった後、ムラムラしたのでついタイピング配信をした。
なんとなくe-typingの気分だったので、e-typing三種(ローマ字、英語、かな)でそれぞれ1位をとっておいた。
(ローマ字749pt、英語652pt、かな445pt)

2017.03.02(Thu)夜まで
「お、テルだ! 蹴落としとこ!」という悪辣な不届き者たちが多く現れ、早くも翌日にして三種全て抜き去られる。
英語は司さんの670、かなはかり~さんの459pt。
そして、ローマ字はらっきぃいろはさん(筒隠月子さん。以下らっきぃさん)が807ptという頭がおかしいスコアを即座に叩き出し、しろさん主催のニコ生タイピング日本一速い王選手権(正式名称違うかも)で俺を何度も叩きのめしている実力をこれでもかと見せつけ心を折りにかかる。
(らっきぃさんには、人を抜かすときは抜かし返すモチベーションが湧きやすいよう適度な差だけをつけて抜かすというタイパーとしての基本を守ってほしい。)

2017.03.02(Thu)深夜
(これは抜かし返せる訳がねえ…… しかしなんかお祭りっぽいムードになっちゃったし、応戦しないと駄目だよな……)
と、絶望感に打ちひしがれながら打算的理由で抜かし返し配信を行う。
大きく出た配信名は、真剣な感じを減らして自分を守るための虚勢である。
卑怯さが見え隠れする。

配信前の指慣らしでサクッと2pt更新し、(よ~し、これは770ptくらいの無難な点数をなんとか叩き出してお茶を濁せそうだ)と考える

結果は無様なものに終わった

流石に751ptでは引き下がれない。
そして、だんだん情けなさも出てきた。
らっきぃさんは807ptを出した際に当たり前のように何度も750pt越えを出しているのに対して、自分はこの程度の実力なのか。
もっとやれるんじゃないのか……でも807ptは出ないよ……てか俺の自己ベってどのくらいなんだ? ……786ptかよ、高すぎる……自己ベすら出る気がしない……

でもここで引き下がったら流石にタイパーとして死ぬと思い、日曜日の配信を約束して涙目になりながら寝た。

2017.03.05(Sun)
Xデーがやってきた。
悲壮な覚悟で配信を開始し、練習を始める。
なんとか12ptの更新をするも、なかなか自己ベに近づくことすらできない。
そのまま、更新の予兆が見えずに30分が過ぎる。

ニコ生は延長をすると500円かかる(枠を取り直すのは手間がかかるし、そんな元気がなかった)。
延々自分の実力の無さを実感させられ、応援してくれている他のタイパーに失望を与え続け、しかも金まで取られるこの配信に何の意味があるんだ?今すぐ風呂入って寝たい・・

と心底辛く悲しく今すぐ投げ出したくなるギリギリの精神状態で打ち続けていった。

いつものタイピングにはこんな辛さはない。
気楽である。
とりあえず打っておけばそれなりの記録が出て、配信をすればちやほやされる。
そもそもe-typing自体、タイプウェルしかできないんだろ的な軽視がイヤで、勿論それなりのワード慣れやガチ練習や水増し打ちといった対策もして、その時その時に全力は出していたものの、まあぶっちゃけパフォーマンス的に都合よく利用していたに過ぎない。
本気じゃないから傷つかない。
でも、苦しい、自分の不甲斐なさと向き合う、そんなタイピングもしないと成長は無いことは知っている。

35分経った辺りで少しずつ、打鍵感覚が変わってくる。
ワードなのか、e-typing特有のリズム感なのか、何かに慣れてきて、脱力して、うまくワード中盤で加速できるようになり始める。

あ、壁を超えた……という感覚とともに、自己ベストを6pt更新する、792ptを出すことができた。


らっきぃいろはさんのおかげで自分の壁と向き合い、乗り越えられた。
ありがとう。

今は勝てないけど、絶対にいつか800ptを出し、らっきぃいろはさんも倒す!!
てかe-typingでも歴代最高ptを叩き出す!!!
見てろキーボー!!!!!俺が未来のe-typingの覇者だ!!!!!!


おわり

2017年1月4日水曜日

2017年 タイピング打ち初め配信

21:30より、ニコニコ生放送 にてタイピング打ち初め配信を行いました。
  1. 寿司打でウォーミングアップ(高級一発2,060円得で乙)
  2. タイプウェル全種目一発打ち切り(Esc禁止)
  3. typeracer ルーム対戦15戦
  4. 憲法前文トライアスロン

[タイプウェル全種目一発打ち切り]

左、真ん中は2011年、2012年の打ち初め配信の際の記録です。
語R
総合 1136972(ZJ) -> 1148179(ZI) -> 1148408(ZI)
基本 27.908(ZI) -> 24.472(ZH) -> 25.747(ZH)
カタカナ 27.415(ZI) -> 29.098(ZJ) ->  25.155(ZH)
漢字 28.557(ZJ) -> 27.088(ZI) -> 27.971(ZI)
慣用句・ことわざ 31.240(XX) -> 26.691(ZI) -> 26.972(ZI)

国語K
総合 1147745(ZI) -> 1153846(ZH) -> 1146665(ZI)
基本 22.024(ZG) -> 21.032(ZF) -> 24.097(ZH)
カタカナ 36.233(XB) -> 29.927(ZJ) -> 32.268(XS)
漢字 24.860(ZH) -> 24.914(ZH) -> 25.468(ZH)
慣用句・ことわざ 27.114(ZI) -> 29.249(ZJ) -> 27.405(ZI)

英単語
総合 1152857(ZH) -> 1153187(ZH) -> 1155915(ZH)
基本 27.751(ZG) -> 28.151(ZH) -> 26.972(ZG)
拡張A-F 32.985(ZJ) -> 34.765(XX) -> 28.085(ZH)
拡張G-P 28.955(ZH) -> 28.459(ZH) -> 30.885(ZI)
拡張Q-Z 29.701(ZH) -> 27.287(ZG) -> 31.171(ZI)

オリジナル
総合 1141318(ZI) -> 1149488(ZI) -> 1120166(XX)
小文字のみ 26.604(ZJ) -> 26.628(ZJ) -> 28.888(XS)
大小文字混在 28.522(ZG) -> 26.782(ZE) -> 33.326(XS)
すべてのキー 42.971(XX) -> 39.338(ZH) -> 44.067(XA)
数字 22.640(ZH) -> 23.880(ZI) -> 22.748(ZH)


KとOでは2012年の自分に負けましたが、RとEでは勝利!!
Kは悔しいですが、RとEで過去の自分に勝てたのは結構嬉しいです。
来年はもっと上を目指したいですね。



[憲法前文トライアスロンRTA]

6分13秒でした!! R: 858.411(1140207ZI) K: 515.719(1134316ZJ) E: 785.267(1147186ZI)


[typeracerルーム対戦]

160,143,156,161,162,134,154,154,163,137,138,131,145,154,171

avg.150.87WPM

2016年9月21日水曜日

『乱打 meets 正確性 feat. 速度』


更新ペースで打ったらノーミスになりませんか?

 - たのん
乱打で何が悪い! 
例えミスが50でも90でも出ようと、更新できればそれが記録
 - cocoa

久しぶりの投稿です。

先日、第8回タイピングサミットに参加してきました。
そのレポートは後日(書けたら)上げるとして、
今日は、タイピングサミットでのイベントに触発されて行った、ニコ生企画を記事にしてみます。

サミットでのパネルディスカッション(ニコ生配信されています。タイムシフトはこちら)内で、「TWのミス制限練習」が議題になりました。
「乱打」と「正確性」について色々と意見があったのですが、特に印象に残ったのが、先程引用した2人のセリフです。

「正確性タイパー」と「乱打タイパー」、どちらが強いのか?
この疑問に始まり、議論の尽きない「正確性 vs 乱打」という話題。
「どちらを主張する側にも頷くところがあり、どちらが良い、悪いというものでもない!」と言ってしまうのは簡単。
でも、それって思考停止……というか、つまらないですよね。

正確性って何? 乱打って何? 正確に打つ意味って何? 乱打のメリットは?
「色々な論点を整理して、練習の方針作成に活かしたい!」 という思いと、
「俺もタイピング論を語り合いたい!」という思いから、

ニコ生配信で、「正確性」と「速度」について思いの丈を語りながら、視聴者から色々と意見やアイディア、反論、ツッコミをもらい、論点を整理して記事をまとめていく! という企画を行いました。
※1週間ほどの間、こちらのコミュニティからタイムシフト(録画)を視聴できるようです。
【ニコニコミュニティ】うっしゃああタイピングするぞおおおお



さて、それでは配信中に話し合った内容をまとめていきます。読みにくいけど許して!

まず、正確性と乱打に関しては色々な考え方があると思いますが、4つに整理してみます。
そのうち、考え方0は話が複雑になりますし、考え方3は美学・拘りの問題になりますので、今回は排除してみます(否定するわけじゃありません)。※わざと大雑把に整理しています。これらの考え方それぞれに反論していく中で、正確性と乱打について考察を深めていきましょう。

考え方0「(TW以外の種目では)ミスすると点数が減るんだから、ミスは減らすべきだ!」

考え方1「(TWに関して言えば)速ければそれでいいのだから、乱打でも構わない!」

考え方2「(TWではミスは記録に関係無いとはいえ、)ミス=無駄。減らすべきだ!」

考え方3「そもそもミスしてるようじゃ駄目。ダサい。とにかく減らすべきだ!」


― う~ん。どちらも納得のいく意見に思えますが、立ち位置が曖昧な気がします。

◆そもそもの目的は?
まずは、そもそも何を目指しているのか決めておかないといけないでしょう。
TWに関しては(他の競技でもそうですが)、「記録の向上」が全てです。

「記録の向上」とはどういうことでしょうか?
「正確性」「ミス数」が「記録」に入らないことはその通りですが、じゃあ速度が至高ということでしょうか?
確かにそうなんですが、7ラップの間ずっと速度が高くても、8ラップ目で詰まったら意味がありません。
至上目的は「記録の向上」であり、速度・正確性・安定性、その他色々をかけ合わせて、「とにかく記録を更新できること」が重要となります。
つまり、「乱打」も「正確性」も「安定性」も、「速度」すらも、何もかも、記録を出すためのツールであり、それ自体に価値は無いということが言えます。


― でも、そもそも、「正確で、かつ速い」タイピングができれば最高なんじゃないでしょうか?

「正確性」と「速度」はトレードオフの関係にあるのか?
速度を上げれば正確性が下がる ←→ 正確性を上げるためには速度を下げなきゃ

という、当たり前に言われるトレードオフ……、本当にそうなんでしょうか?

短期的にはその通りでしょう。
今すぐ正確性を上げようと思ったら速度を下げなきゃいけないし、今すぐ速度を上げようと思ったら正確性を下げないといけません。
※いや、前者はいいとして、正確性を下げたからと言って速度が上がるかというと微妙かな?

しかし、長期的には、ちょっと話は複雑になってきます。
cocoaくんはパネルディスカッションの中で、「とにかく乱打で速度を上げてから、正確性が必要なら後で上げればいい。正確性は後からついてくる」と話していました。
逆に、「正確性の高い打鍵(≒無駄の無い打鍵)を身に着けた方が速度が上がる」という考え方も有り得ます。
単なるトレードオフではなくて、どちらがどのくらい重要なのか、どの時期にどれを伸ばすのが良いのか、など、複雑な関係がありそうです。


◆ミスにも色々ある
ぷるぷる・・・ボクわるいミスじゃないよ!
1. ミスと言っても、速度が落ちないなら別に良いんでは?
 - 詰まってしまうミス(ex. aを打とうとしてzを打ってしまうとか)は、もちろん言語道断ですが……
 - 詰まらない(=速度に影響しない)ミス(ex. aを打とうとして、zaと打ってしまうとか)は別に悪くない?
 →詰まっていないとしても、時間的にはロスしてるんでは?
 →そもそも、ミスが出るような動きは、無駄があるのではないか?
  (動きの無駄が、結果としてミスに表れているんでは? →だから減らすべき!)

2. 「ミスを前提とした最速の打鍵」ってのもあるのでは?
    ex)muを打つ際にm→(jを巻き込みu), pinpon(打ちにくい!)→poinpoin(打ちやすい!ほぼ2ストローク感覚!超速タイパーしろこさんの提案。
 →「ミス」をとにかく悪者!と捉えてしまうと、視野が狭くなり、運指の可能性を狭めてしまう!?


◆正確性タイパーって?乱打タイパーって?
 - 乱打タイパーとは…しろこさん「ミス数というより『速度に影響しないミス』を許容してる人」
   →ミス2桁でタイムロス0.1秒なら、洗練された、無駄の無い打ち方(美タイピング)と言えるのでは?
 - 逆に言えば、ミスをすることでタイムロスがあるようでは、乱打タイパーとしてもまだまだ未熟と言える
 - ミスどうこうより、「タイムロスを減らす」ことこそが重要
  →ただし、そのための分かりやすい指標として「ミスを減らす」ことを目指すのは恐らく有用?


◆ミス制限練習 意味あるの? +はポジティブ意見。Nは中立。-はネガティブ意見。
 + 指さばきを覚えこませるのに最適
 + ワードとの対話が促進される(あやふやな運指のワードは制限かけないと潰せない)
 ※例えばノーミス制限をしてる時に、pinponが出てきて、ビクっとしてすぐに打てなかったら、それはpinponというワードとの対話が足りていない(pinponという文字列に対応する的確な指さばきが頭に染み込んでいない)
 + (速度が下がるので)先読みを意識して打てる
 + 無理なく加速できるところが掴めてくる(ワード、打鍵動作毎の速度調整の練習)
 ※これ、個人的に重要だと思う!

 N 集中力トレーニング
 N 意識して正確性を上げられない人はやるべき、強制的に落としてくれるから
  →「今正確性練習やってるぞ」っていうスイッチになる

 - 強制終了されるので詰まってからのリカバリ練習ができない
  →リカバリを要する状況ってそもそも最高記録にならないからTW的に無意味では?
 - poinpoinの練習はできない(ミスを許容or利用した打ち方の練習ができない
 - 指を動かす速度が落ちる
 - ミスしそうになると減速する癖がついちゃう
 - 精神的ストレス。人によってはモチベが削られる ex)ミス制限が嫌で国語Kをやめちゃったcocoaちゃん(かわいい)


◆逆に、ミス制限練習の乱打版(強制的に速度を要求される練習)ってあるのか?
 - 歌謡(決まった速度以上で打たないといけない、ミスは基本関係無し、固定文)
 → そのおかげか、歌謡タイパーはとにかく速度が速い! 常用が物凄い速かったりとか。
 - 固定短文練習
 - 溜め打ち練習(WTなど)
 - 自分のリザルトとか、自分(他人)のリプレイを見ながら練習
 - 詰まったラップをFTで練習(ワードじゃなくてラップ単位なのが個人的に重要!)

(上記のような練習のメリット)
 - WTで指の動きがスムーズになりTWに活きた経験(文章は違っても単語単位で見れば共通だから?)
 - 違う文を打つことで感覚がリセットされる
 - 速度感が変わる(高速道路の後で一般道が遅く感じる)


◆ミス制限練習以外に、ミスを少なくするための練習ってあるのか?

(正確性への意識を高めるための方法として)

 - 普通に(自分にとって)適度な正確性を意識して打つ
 - Top99の平均ミス数を下げていく(ある程度の速度を保ちつつ正確性を上げる訓練)
 ※テルおすすめ! 楽しいです。ミス制限よりハードル低いし
 - TODなど正確性が要求されるソフトを打つ(ノーミスを出したら褒めてくれる彼女を作る)
 - 目標インジケータを使って、一定ペースを維持して打つ
 - EscとBSキーに画鋲をつける

(正確な認識・組立・動作を練習する方法)

 - 最適化を行う
 - 最初の文字を意識していつもよりゆっくり入る(溜め打ちで正確な指さばきを意識)
   →(派生)先読みが間に合う速度で打つ
  →(派生)ワードの打ちやすさを先読みの段階で判断する
 ※個人的に、この練習を知ったのは今回の配信で一番の収穫! 溜め打ちで速度を上げるのは当然だけど、溜め打ちで正確な指さばきを意識した練習をするのは目から鱗だった!
 - ミスした単語を合間に練習
 - 前の単語との組合せを考える
 - 正確なタイピングをする人の動画、リプレイを見る
 - リズムの分割位置を変えて、ミスしやすい動きを減らす ex)oti oti→otio ti
 - ミスしやすい単語を集めた練習
 - 運指のブロック(部品)のバリエーションを増やして組立を早くする(特にJISかな)
 - コンセプト毎でワードを集めて、まとめて練習 ex)でれでれ わざわざ


◆結局、成長していくために、どっちがいいのか? どのぐらいが最適なのか?
 - モチベマンかどうかにもよる(そもそも楽しいやり方じゃないと続かない)
 - テル…ミス一桁ぐらいをベースに、色々試行錯誤して調整するといいんじゃ?
 - 司さんを見てると、自分もミスを減らした方がいい気がしてくる?
 - ミス少なめベースがいいと思う 不調も少なくなると思うし
 - ミスが少ない方が加速はできないけど、ゾーンに入ったときと近い体感ができる?
 - 短期的に実力を超えた記録を出すには乱打が前提?
 →テルはそれには反論した 自分の打鍵スタイル以上の乱打をしても更新しにくいと思う 逆に乱打のが速度が出るなら、乱打ベースでいつも練習してみてもいいのでは?



結論出てなくね?

いや、それでいいんです。結論を出すつもりはないんです。
私も、他のみんなも、「正確性」とか「ミス」とかいうものについて、もっと理解を深めて、結局最終的にみんなが欲しがってる「更新」にもっと近付けるといいなあ、って思ってます。

ということで今日はここまで!

ディスカッション配信はすごく面白くて盛り上がったので、また実施しようと思います!

この記事だけだと分かりにくかったかもしれませんが、配信を聞いてると色々分かって楽しいと思います。
ぜひ、タイムシフトを見てください。また、次回の配信に参加して意見を下さい!
次のテーマも募集中!

2012年5月26日土曜日

指の治療

今年の2,3月頃から徐々に指に違和感を覚え始め、最近は明らかに異常な状態になっていました。

最近の状態
・左小指・薬指 少しの打鍵で第一関節が痛む 特に横への移動が辛い 根元の部分にも強い違和感
・左中指~親指 違和感程度
・左手の甲 中指・人差し指を持ち上げる動作を繰り返すと痛む

・右小指・薬指・人差し指 違和感程度
・右中指 持ち上げる動作がしにくい、繰り返すと痛む
・右親指 少し使うだけで根元の部分に強い違和感

もちろん根本的な原因はタイピングのはずですが、今年はタイピング練習自体に割く時間は減っているため、前年末から音ゲーを始めた(今月初めに休止)ことや、1月末からPC事務の仕事を始めたことも大きく影響していそうです。

ともかく練習に多大な影響が出ているので、今日(やっと)整形外科で診察してもらいました。
神経や骨、首(首から指に以上が出ることもあるそうです)の異常は考えにくいことから、手の酷使による筋肉や腱の異常だろうとのことでした。
また、通常は「手首だけ」「親指だけ」といったような症状が出るのに対し、私の場合は手全体に症状が出ているため、デスクワークというよりはやはりタイピングや音ゲーが主要な原因のようです。

患部が手全体に渡っているため、注射による治療はせず、当面は飲み薬と貼り薬(湿布)で様子を見ることになりました。
タイピングについては、酷い痛みが出ない限り、騙し騙しやることにさほど問題は無いとのことです。
幸い今は毎パソシーズンなので、文章慣れのための軽い打ち込みだけで済ませれば、十分やりくりできそうな気がしてきました。

スポーツ障害の治療も積極的にやっている整形外科ということで、睡眠や食事の改善、練習前後のストレッチ等から症状の改善・負担の軽減を図れないかも聞きたかったのですが、コミュ障かつ緊張していたので聞きそびれました。
症状が改善しない場合、タイピングにとって重要な部位(特に左小指と薬指とか)だけ注射で治療してもらうといったことが可能か、ということも気になっていたのですが、それも聞きそびれました。
次回からは、症状がどのように出ているか、何を聞きたいのか、といったことを事前に紙にまとめて持っていくようにします。

2012年3月25日日曜日

2012.03.25(Sun)

今日のtyperacer

80戦して avg 156.6WPM。
満足の行く数字。
シフトワークの下手さを肝に銘じて、大文字や記号が来たらしっかり減速する、ということが少しずつできはじめた。
と言ってもまだまだ there'S とか THat とか、この類のミスは頻発している。
もっと集中力を増していきたい。