様々な単位について(1)
タイピングの打鍵速度を表す単位には様々なものがあり、中には定義や用法が混乱しているものもあります。 そこで今回は、 一分あたりの入力数 を表そうとするいくつかの単位について、少しまとめてみようと思います。 キーワードリスト ( How To Become A Typer )に十分解説されていますが、追記したいこともあるので焼き直しも含めて書いていきます。 [日本のタイピングゲーム] WPM - e-typing この訳の分からない単位(の使い方)が多くのタイパー達を混乱させてきた。 words per minute(1分あたりの入力単語数)を表す単位かと思いきや、 e-typingではWPMが1分あたりの入力キー数を表している 。 普通WPMと言えば1分あたりの入力単語数(ただし注意点はある、後述)を表す単位のはず。 How To Become A Typerでも指摘されているように、この意味でWPMを使うべきではないと思う。 SPM - タイプウェル憲法 strokes per minuteの意で、1分あたりの入力キー数を表している。 これは現在タイピング界で一般的に使われているKPM (keystrokes per minute)や、上述のWPM (e-typing用法)と同じもの。 タイプウェル憲法内では、strokes/mなどと書かれたりもしている。 また、タイプウェルR,E,Oなどでは1分あたりの入力数は単位無しで"Speed"として表示される。 Kについては面倒な問題があるので後述。 その他は調べていない。 [KPM - ローマ字入力] KPM (keystrokes per minute) 一分あたりの入力キー数という意味では、 日本のタイピング界では概ねこの単位が使われている ようだ。 入力文字数ではなく、単純に「1分間にどれだけのキーを入力できるか」を表す単位。 日本語ローマ字入力においては何の問題(定義ブレや単語の本来の意味との乖離)も無く使える言葉だと思うので、これを積極的に使っていきたい。 [KPM (SPM)の定義揺れ問題] ローマ字入力の場合、KPMという単位を使うことに問題は無い。 しかしカナ入力や英語入力などについて考えると、非常に厄介な問題
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